Instagramで「やってよかった!」と話題の間取りや収納アイデア。家づくりの計画中に「本当にこれで使いやすいのか?」「後で後悔しないか?」と不安になる人も多いはず。今回は、そんな疑問や悩みに答える形で、実際に取り入れてよかったと評判の間取りや収納のポイントを紹介します。
さらに、フクタハウスの現役設計士の視点からも「なぜこの間取りが便利なのか?」を解説していきます。
1. 使いやすい間取りのアイデア
リビング横の和室・小上がりの和室
「ソファで寝ると体が痛くなるし、かといってベッドまで行くのも面倒…」
「洗濯物を畳むスペースがいつもない。リビングのソファやダイニングテーブルがいつも洗濯物で占領される…」
こうした悩みを解決してくれるのが、リビング横の和室や小上がりの和室。ちょっとした仮眠や家事スペースとして使えるので、家事や生活のしやすさがぐっと向上します。
設計士コメント:「小上がりにすると床下収納を作れるメリットもあります。また、畳スペースは子どもが遊ぶ場所としても使いやすいので、ファミリー層に特に人気があります」
玄関近くのトイレ
「帰ってきてすぐトイレに行きたい!でも水回りとトイレはまとめた方がいいって聞くし…どうするのが正解?」
実は、トイレを玄関近くに配置することで、帰宅後すぐに使えて便利なだけでなく、意外なメリットもあります。それは、来客時にプライベートな水回り空間を見せなくて済むこと。トイレを脱衣所や浴室とまとめると、来客が使うときに生活感のあるスペースが見えてしまうことがあります。
設計士コメント:「トイレの配置は使い勝手だけでなく、家の『見せ方』にも関わります。プライベート空間と来客動線を分けることで、より快適な空間になりますよ」
広い洗面スペース
「朝、家族で洗面所が大渋滞。もっと広くすればよかった…」
朝の準備時間は家族が集中する時間帯。洗面スペースを広く取ることで、身支度のストレスが大幅に軽減されます。
設計士コメント:「ダブルボウルの洗面台を採用すれば、二人同時に使えて朝の混雑も解消できます。スペースに余裕があるなら、収納付きのカウンターをつけるとさらに便利です」
玄関近くの洗面台
「手洗いの習慣をつけたいけど、洗面所が遠いとついサボってしまう…」
感染症対策としても、玄関近くに洗面台を設けるのはおすすめ。帰宅後すぐに手洗いができるので、清潔な環境を維持しやすくなります。
設計士コメント:「玄関横の洗面台は、お客様が使うことも想定しておしゃれなデザインにすると◎。タイル張りや造作洗面台を採用すると、インテリアのアクセントにもなりますよ」
脱衣所と洗面所を分ける
「家族が入浴中だと洗面所が使えない!歯磨きしたいだけなのに…」
洗面所と脱衣所を別々にすることで、こうしたストレスを解消できます。家族の生活リズムが違う場合や、来客が多い家庭では特におすすめ。
設計士コメント:「プライバシーを守るだけでなく、家族の動線を分けることで朝の混雑も解消できます」
廊下をなくす・回遊動線を取り入れる
「廊下って必要?スペースがもったいない気がする…」
実際、廊下を減らしてリビングや収納スペースを広げる設計は増えています。ただし、リビングとトイレが隣接するなど、間取りによってはデメリットも。
設計士コメント:「廊下をなくすことで部屋は広くなりますが、音の問題やプライバシーの確保も考慮する必要があります。回遊動線を取り入れることで、使い勝手を向上させる工夫もできますよ」
2. 収納に関するアイデア
収納の確保は意識しないと足りなくなる
「LDKを広くしたい、書斎を作りたい…でも収納もちゃんと欲しい!」
家づくりでは広さや間取りにこだわる一方で、収納が後回しになることも少なくありません。その結果、「収納が足りない!」という後悔につながることも。
設計士コメント:「ファミリークローゼットやパントリー、階段下収納など、収納は計画的に配置することが大切です。特に生活動線の中にうまく組み込むことで、使いやすさが大きく変わります」
家電が入らない問題
「冷蔵庫、大きめのやつ買いたいけど、入るかな?」
家電のサイズを考慮しないと、いざ設置するときに「入らない…!」という事態に。冷蔵庫や洗濯機、ウォーターサーバーなどは、設置スペースを事前にしっかり確保することが重要。
設計士コメント:「冷蔵庫や洗濯機は年々サイズが大きくなっているので、少し余裕を持ったスペースを確保するのがおすすめです」
設計士おすすめの収納アイデア
「リビングって物が増えるけど、どこに収納すればいい?」
リビングは日用品や雑貨が集まりがち。キッチン背面に収納を作ることで、生活感を抑えつつ、収納力をアップできます。
設計士コメント:「キッチン背面を収納化することや、テレビボードの周辺に収納を組み込むことで、見た目をすっきりさせながら収納力を確保できます」
まとめ
家づくりで後悔しないためには、実際に住んでいる人の声や、設計士の視点を参考にするのがポイント。
・リビング横の和室や回遊動線で家事をラクにする
・玄関近くの洗面台で衛生対策を強化
・廊下を減らして居住空間を広げる
・収納は計画的に確保し、家電のサイズも考慮する
こうした工夫を取り入れることで、より快適な住まいが実現できます。自分のライフスタイルに合った間取り・収納を考えて、理想の家づくりを進めていきましょう!
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