【保存版】「長期優良住宅」「ZEH」「BELS」…家づくりの専門用語、現場のスタッフが”一言”で解説するとこうなります。

はじめに

家づくりを始めると、パンフレットや営業マンの口から聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。


「長期優良住宅」「ZEH(ゼッチ)」「BELS(ベルス)」……。

なんとなく「良さそうなもの」というのは分かっても、「結局、自分たちにとって何がメリットなの?」「どこに気をつければいいの?」という本質的な部分は、意外と分かりにくいものです。


そこで今回は、家づくりの現場でよく使われるこれらの専門用語について、基本的なメリット・デメリットと、「ぶっちゃけ、どういうこと?」という現場目線で、分かりやすく解説します。


今回の解説用語:①「長期優良住宅」、②「ZEH」、③「BELS」、④「耐震等級」、⑤「断熱等級(UA値)」、⑥「高気密住宅(C値)」


1. 長期優良住宅

※実際の施工事例(長期優良住宅)


教科書的な意味

「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅」のこと。国が定めた基準(耐震性、省エネルギー性、維持管理・更新の容易性など)をクリアし、行政の認定を受けた家を指します。


メリット・デメリット

メリット

  • 税制優遇: 住宅ローン控除の限度額引き上げや、固定資産税の軽減期間延長など、金銭的メリットが大きい。
  • 金利優遇: フラット35などの住宅ローン金利が安くなる場合がある。
  • 地震保険料の割引: 耐震性が高いため、保険料が安くなる。


デメリット・注意点

  • 申請の手間と費用: 認定を受けるための申請費用や、審査期間がかかる。
  • 建築費の増加: 高い基準をクリアするため、建築コストが割高になる可能性がある。
  • 入居後の義務: 定期的な点検やメンテナンス(維持保全)の記録・保存が義務付けられる。


要するにどういうこと?

言葉の響きから「とにかく頑丈で長く持つ家」というイメージを持たれがちですが、私たち現場の人間が考える実務的なポイントは、大きくこの2点です。


  1. メンテナンス(手入れ)がしやすい家であること
  2. 税金やローンがお得になる「パスポート」


家は建てて終わりではありません。配管の点検や補修など、将来必ず発生するメンテナンスが「やりやすい構造」になっているかどうかが重要です。

また、認定を受ける手間や費用はかかりますが、税制優遇などの金銭的なメリットが非常に大きいのも特徴です。「質が高い家を建ててくれたら、税金を優遇しますよ」という国からのお墨付きと考えてください。


詳しい解説記事はこちら👉

長期優良住宅のメリット・デメリットを徹底解説!



2. ZEH(ゼッチ)

※実際の施工事例(ZEH住宅)


教科書的な意味

Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。

「断熱」と「省エネ」でエネルギー消費を減らし、「創エネ」でエネルギーを作ることで、年間の一次エネルギー消費量の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅のこと。


メリット・デメリット

メリット

  • 光熱費の削減: エネルギーを自給自足できるため、電気代が大幅に減る。
  • 補助金制度: 国や自治体からの支援金(補助金)が受けられる。
  • 快適な住環境: 断熱性が高く、夏涼しく冬暖かい。


デメリット・注意点

  • 初期費用が高い: 太陽光発電システムや高性能な設備の導入コストがかかる。
  • 手続きの複雑さ: 補助金申請には条件があり、手続きが必要になる。


現場目線で「一言」で言うと

計算式などは複雑ですが、一言で言ってしまえば「発電した電気を、自分たちで使う家」です。


どんなに断熱性能を高めて省エネ家電を使っても、電気を「創る」設備がなければ収支をゼロにすることは物理的に不可能です。ZEHにするということは、実質的に「太陽光発電システムを載せて、自分たちで作った電気を自分たちで消費する」ということになります。


ただ、ZEHの基準や補助金の要件は毎年のように変わっています。現場としては「ネットゼロは当たり前」になりつつあり、その中で「どれだけ省エネ性能を高められるか」という基準にシフトしています。古い情報のまま判断せず、最新の基準を私たちと一緒に確認しましょう。


詳しい解説記事はこちら👉

ZEH住宅とは?メリット・デメリットをわかりやすく解説



3. BELS(ベルス)

※実際の施工事例(BELS★★★★★★)


教科書的な意味

「建築物省エネルギー性能表示制度」のこと。住宅の省エネ性能を第三者機関が評価し、星の数(★1〜6)で表示する制度です。星が多いほど省エネ性能が高いことを示します。


メリット・デメリット

メリット

  • 性能の見える化: 専門知識がなくても、星の数で家の省エネ性能がひと目で分かる。
  • 資産価値の証明: 第三者機関による評価なので、将来売却する際の信頼性が高まる。


デメリット・注意点

  • 申請費用: 評価を受けるための費用がかかる。


現場目線での活用法

「星の数で性能を自慢するため」と思われるかもしれませんが、実は最近使われている最大の理由は「補助金をもらうため」です。


ZEHなどの補助金を申請する際、「本当にZEH基準を満たしているか証明しなさい」と言われます。その証明書として最も有効なのがBELSです。

つまり、現場の実務としては「BELS=ZEH基準であることの証明書」として使われることがほとんどです。補助金活用を考えている方にとっては必須のアイテムと言えます。



4. 耐震等級

※実際の施工事例(耐震等級3)


教科書的な意味

住宅が地震にどれだけ耐えられるかを示す指標です。等級1〜3の3段階で評価され、数字が大きいほど地震に強い構造です。


  • 等級1: 建築基準法レベル(最低限の安全性)
  • 等級2: 学校や避難所レベル
  • 等級3: 消防署や警察署など防災拠点レベル(最高等級)


メリット・デメリット

メリット

  • 安心感: 大地震でも倒壊しにくい強度が確保される。
  • 地震保険料の割引: 等級が高いほど保険料が安くなる(等級3は50%割引)。


デメリット・注意点

  • コスト: 構造計算や部材の強化が必要になり、建築費用が上がる場合がある。


ここだけの話、気をつけてほしいこと

ここで皆さんに絶対に知っておいてほしいのが、「耐震等級3」と「耐震等級3”相当”」は全くの別物だということです。


カタログ等でよく見る「耐震等級3相当」。これは「計算上は等級3と同じ強さがある(はず)」という自社基準であり、公的な認定を受けていません。

似ているように見えますが、いざ入居して「火災保険(地震保険)」に入る時に分かります。


  • 耐震等級3(認定あり): 地震保険料が50%割引になる(火災保険とセットで安くなる)
  • 耐震等級3相当(認定なし): 割引なし(証明書がないため安くならない)


「中身は一緒だから」と言われても、第三者の評価証明がなければ保険会社は認めてくれません。フクタハウスでは、お客様の安心とメリットを考え、全棟で「完全な耐震等級3」を取得しています。


詳しい解説記事はこちら👉

耐震等級3は必要?メリット・デメリットを解説



5. 断熱等級

教科書的な意味

住宅の断熱性能の高さを示す指標で、国が定めた基準に基づいて等級1〜7の7段階で評価されます。

また、熱の逃げやすさを表す「UA値(外皮平均熱貫流率)」という数値もあり、値が小さいほど高断熱です。


メリット・デメリット

メリット

  • 快適性: 外気の影響を受けにくく、一年中快適な室温を保ちやすい。
  • 健康: 部屋ごとの温度差(ヒートショック)のリスクを減らせる。


デメリット・注意点

  • コスト: 断熱材や窓のグレードを上げるため、建築費用がかかる。
  • 熱ごもり: 設計次第では、夏場に熱が逃げにくくなる場合がある。


現場目線でのアドバイス

2030年には等級1〜4の基準がなくなるため、今建てるなら等級5〜7がスタンダードになります。

しかし、「断熱等級は高ければ高いほど良い」というわけではありません。


例えば、最高ランクの「等級7」の家は、冬は魔法瓶のように暖かいですが、逆に夏の日差しを入れると熱をため込んでしまい、室温が30〜35度以上になってしまうケースもあります。

日本の気候では「等級5」程度(室温20度台後半)の方がバランスが良い場合もあります。数字だけを追いかけるのではなく、「プラン(間取り)や日射」とのバランスを考えて設計することが、快適な家づくりの正解です。



6. 高気密住宅

教科書的な意味

隙間を極力なくして、外気の侵入や室内の空気の漏れを防ぐ構造を持った住宅のことです。

気密性の指標として「C値(相当隙間面積)」が使われ、床面積1㎡あたりに何㎠の隙間があるかを表します。一般的にC値1.0以下が高気密住宅と言われます。


メリット・デメリット

メリット

  • 省エネ: 冷暖房した空気が逃げにくいため、光熱費を抑えられる。
  • 計画換気: 隙間風が入らないため、換気システムが設計通りに機能する。


デメリット・注意点

  • 施工技術が必要: 職人の腕に左右されやすく、高い技術力が求められる。
  • 空気の淀み: 換気が不十分だと、結露や空気汚染の原因になる。


現場の実績と注意点

C値は図面上では分からず、実際に現場で測定しなければ出ません。つまり、C値が良いということは、それだけ大工さんが丁寧に、隙間なく施工したという「職人の腕の証明」でもあります。

フクタハウスの直近の実績では、一般的な高気密の基準(1.0)を大きく上回る「0.3前後」を記録しています。


ただし、高気密(隙間がない)だからこそ、「換気」をしっかり考えないと、空気が入れ替わらず「夏型結露」などの原因になることもあります。

「高気密だから安心」ではなく、「高気密だからこそ、換気までしっかり設計されているか」が重要です。数値だけでなく、暮らし方まで考えた設計ができる会社を選ぶことが大切です。


詳しい解説記事はこちら👉

C値とは?高気密住宅のメリット・デメリットも解説!



まとめ

家づくりの用語は難しく見えますが、その本質を知れば「自分たちがどこにお金をかけるべきか」が見えてきます。


  • メンテナンスと税制優遇の「長期優良住宅」
  • 実質は太陽光パネル必須の「ZEH」
  • 補助金申請のパスポート「BELS」
  • 保険料も安くなる本物の「耐震等級3」
  • 数値の高さだけでなくバランスが重要な「断熱等級」
  • 職人の腕と換気計画が命の「高気密住宅」


フクタハウスは、これら全てを「標準的な仕様」としてご提案できる技術力を持っています。「言葉の意味は分かったけど、ウチの場合はどうすればいい?」と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。



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